埼玉県のザ ナショナルカントリー倶楽部 埼玉では2019年4月1日より、会員権の名義書換を開始しております。同ゴルフ場の法的整理に伴い、2014年8月25日より同手続きを停止にして来ておりますので、約4年半の歳月を待つ事になりました。
この度の名義書換は期間限定であり、2020年3月31日までの1年間です。その概要特に名義書換料は下記の通りです。
1、正会員 150,000円+消費税
2、特別平日会員 100,000円+消費税
3、平日会員 100,000円+消費税
入会条件に付いては特段制約を設ける事無く、住民票や印鑑証明書を取得出来る方を最低限の条件にしておりますので、ある意味反社会的団体の構成員或いは関係者で無ければ、比較的入会し易いと思われます。
安価な名義書換料と敷居の低い入会条件は、「何が何でも活性化させる」と言う同ゴルフ場経営陣の、並々ならぬ決意を感じさせます。一つの行為に対する明確な目的と、それを達成させる為にはどの様な手段を用いたら良いのか、この様な経営陣による思考の跡を、今回の名義書換手続き要項から読み取る事が出来ます。
更に今回の名義書換手続きに於いて注目すべきは、退会者と入会者そのどちらもが倶楽部より求められる公的書類に付いて、その有効期限を半年としている点です。これはこれまでゴルフ場業界が深く追求して来なかった、ある意味脆弱な問題点で有った訳ですが、この点に付いても古く陳腐な慣習にとらわれる事無く、自ら清く決断している点が斬新であり、良く状況を分析していると言えます。
なお同倶楽部では、旧経営会社が発行し現在会員が所有している旧会員権に付いて、名義書換に関係なく会員の希望により、新証券との差し替えを行うとしております。