公益社団法人日本プロゴルフ協会(以下PGA)は、2019年3月22日横浜の会場にて平成31年度定時社員総会を開催し、かねてより懸案と成っていた女性会員の件に付いて、受け入れて行く方針を報告したとの事です。
そしてこの件に関する会員からの異論は全くでなかった事を、その後の記者会見でPGAは明らかにしました。この一連の手続き手順を経て、今後PGAは女性からの応募が有った場合、必然的に受け入れて行く事になります。
これまでPGAの定款上は女性を退ける文言は無かったものの、現実的には会員募集対象を男性に限定し行って来ました。しかしながら今後は、男女共に受け入れて行く募集要項を開示する事になります。この件に関し倉本会長は、「公益社団と言う組織の性格から当然の事」と発言しております。
具体的な受け入れ基準に付いては、PGAの資格認証委員会が中心になり作成されて行く事になりますが、その内容は本年5月の定例理事会で明らかにされる予定です。それを待たずして女性からの応募が有った場合、現在の男性基準で審査を行う事になるとしております。
この度のPGAによる女性会員に関する方針転換は、当然ながら一般社団法人日本女子プロゴルフ協会(以下LPGA)側と、競合する内容を含んでいるとも言えます。PGA曰く、現在のLPGA会員へアプローチする事は有り得ないとしておりますが、それは当然の事としても、今後手を上げて来る新人女性がどちらに魅力を感じるのかは、今しばらく成り行きを見守る必要が有る様に思われます。