千葉県の浜野ゴルフクラブでは、2018年9月23日に開催された理事会に於いて、新規入会希望者に対する条件を何点か改定しました。その中で特にこれまで入会希望者の資格要件として、クラブ側が求めて来た他クラブ在籍に付いて、再び撤廃する事になりました。
この「他クラブ在籍」条件、つまり新規に同クラブへ入会希望する方は、既に他クラブの会員で無ければならないと言う件に付いて、当該クラブでは様々な会員間に於ける意見も有り、その取り扱いは紆余曲折を経て今日に至っております。
振り返れば2010年6月に他クラブ在籍要件が一度撤廃されたのですが、その後2014年9月には再度入会の必要条件に成りました。この時他クラブへは3年以上在籍している事、と言う内容も付加されていました。ところが翌年2015年5月に開催された理事会では「原則」と言う文言を付け、若干緩和の方向性が打ち出されたのです。そしてそれから3年以上が経過した今日、再び「他クラブ在籍」条件が撤廃されたのです。
これ程度々問題視される「他クラブ在籍」条件ですが、この条件が必要であると主張していたかつての主要な根拠に付いて同クラブは、<同ゴルフ場繁忙期には会員と言えども予約をお断りするケースが有り、その時他クラブの会員であれば、そちらでプレーして頂けるのでは無いか>、との発想からだったとしております。では今回その様な繁忙期の問題が、上手に処理出来ている為に撤廃されたのでしょうか。
なおこの度の理事会では、推薦者の要件に付いても改定されました。これまで新規入会希望者は、同クラブへ3年以上在籍している正会員2名の推薦を必要としていたのですが、これを在籍年数をそのままとしながらも1名としたのです。
この度の改定2点を見て来て言える事は、同クラブに於ける入会条件の緩和と言う傾向です。この様な事から<最近入会案件が減少しているのか>と邪推してしまったのですが、同クラブによれば会員権の名義書換件数は従来通り年間100件ほどとの事です。