東京都の東京国際ゴルフ倶楽部では女性の入会に付いて制限を設けており、女性名義の同倶楽部ゴルフ会員権を取得しはじめて入会申請する事が出来ます。
2018年11月の現時点に於ける女性会員の総数は191名ですが、この中には正会員及び平日会員が含まれております。女性平日会員数に比べ女性正会員数は特に少なく、その比率は約半数と言う割合に成ります。1,686名と言う全正会員数からすれば、約4%にも満たない会員数と言う事になります。
何故にこの様な制限を設けなければならないのかと言えば、やはり施設の問題が最大のネックになっている様です。それは具体的にお風呂であったり、ロッカーであったりし、女性来場者からのクレームは無いとの事ですが、高い満足度を提供出来ないのでは無いかとの危惧が、その様にさせている様です。
希少性の高い当該倶楽部の女性会員権ですが、年間に多い時で10件ほどの名義書換が有る様です。しかしながら少ない時は片手に満たない年度もあるとの事で、その要因は会員権市場に於ける売却希望案件が見当たらない事からです。
この様な状況から2018年11月現在、その正会員権価格は男性権に比べほぼ倍程度しており、ある意味売り手市場になっております。とは言え買い手が無い時には希望通りには売れないのが、この様な特殊性を有した会員権の特徴でもあります。
なお同倶楽部によれば一口に女性名義の会員権と言えども、相続継承手続きにて一時的に女性名義になっている会員権があり、その様な会員権は将来女性名義へ変更出来ないものも有るとの事です。充分注意したいものです。