栃木県の宇都宮カンツリークラブは、県内7番目に開場した歴史のある名門クラブです。同クラブの法人会員権は基本的に10株券であり、2名が利用出来るものです。それは1名記名プラス1名記名も有れば、1名記名プラス1名無記名と言うパターンも有ります。
この2名が利用出来る10株券は、このまま法人へ譲渡する事も可能であり、また正会員権2口へ無手数料で分割譲渡する事も出来ます。当然譲り受けた方は入会にあたり、正会員一口分の名義書換料がかかるのは、言うまでも有りません。
古来正会員権は4株券を基本としているのですが、この法人分割権は1口が5株券と言う事になります。この結果正会員権にはこの2種類の株券が混在したものとなりますが、それらの会員資格に何ら差は有りません。
10株券を基本とした法人会員権は、2018年9月現在45社が保有しており、その利用可能者数は約100名です。1社で数口を所有しているケースもある事からこの様になりますが、その内44名分が無記名者数です。
なお分割した正会員権一口は、個人名義へ又法人名義1名記名式へも、変更する事が可能です。従来は2名が利用出来る法人会員権と個人正会員権と言う簡単明瞭な構図だったのですが、時代の変化と共に柔軟に対応して来た同クラブの今日の姿が、上記法人会員権の変遷だとも言えます。
同クラブには上記会員種別以外に、土曜日まで利用出来る週日会員権と冬期会員権と言う種別が有りますが、これらの種別に法人会員権は存在しておりません。ちなみに2018年9月現在の総会員数は1,352名で有り、週日会員は56名、冬期会員は13名です。