神奈川県の厚木国際カントリー倶楽部の会員権は、今日品薄状況となって久しく、会員権市場は買い希望一色となっています。売り情報を入会希望者である買い手の方へ、提供出来ないと嘆く会員権業者がいる反面、クラブによれば月間の第三者譲渡による名義書換は、若干ではあるものの行われているとの事です。
耳を疑ってしまう様な事ですが、事実でなのですから、ほんの一瞬に売買がまとまっているのだと、理解する以外は有りません。では何時からこの様な、品薄状況に成ったのでしょうか。今少し時間を逆戻しして、見てみる必要が有る様です。
2012年7月頃より買手市場となり、売り案件は400万円を筆頭に10件有るのに対し、買い希望は350万円2件と345万円1件の合計3件と言う状況でした。更にボトムとも言える2012年12月中旬には、400万円を先頭に6件の売り希望案件がありました。これに対し買い希望は200万円で1件のみです。
この買い希望価格200万円の件が、成約したか否かは定かでありません。以降年を越すまでしっかりとした買いが入らず、情報が動き出すのは2013年1月中旬に入るまで、待たねば成りませんでした。待ちに待ったこの時の買い希望は280万円。その後徐々に買い希望が入って来たのです。
2013年3月から2016年12月末までの約4年、多少需給バランスが崩れる事は有っても、堅調な値動きをしてきており、2012年12月中旬の様な閉塞感漂う雰囲気は皆無だったと言えます。この様な動きの中、品薄に拍車がかかったのは、2017年の年初めからです。そこを境に今日まで売り情報が少なく、買い需要旺盛と言う構図が継続しているのです。
660万円の買い希望を出しても、売り情報をつかめない今日2018年7月初旬の状況です。この要因に付いては、紙面の関係から後日にさせて頂きます。