公益社団法人日本プロゴルフ協会(以下PGA)は、2018年7月24日に定例理事会を開催し、懸案となっていた板東忠義元理事の再入会申請について、倉本会長が再入会不可との結論を下しました。これは前回の理事会にて、再入会を認めるか否かについて賛否を問うた結果、可否同数の為に最終判断は倉本会長に託されていたものです。
坂東元理事は2013年に暴力団関係者とゴルフをしていた事が発覚し、退会処分となっていたのですが、再入会したいとの本人の希望により、この間検討されて来ました。この度苦渋の決断をした倉本会長は、「組織を守るのが使命」と固い決意を覗かせたのですが、背景にはかつて公益等認定委員会よりPGAは勧告を受けており、当時の勧告書などを読み込む中で、板東元理事の再入会は出来ないと判断した様です。
尚この度の理事会では、その他幾つかの重要な案件が決議されました。一つはPGAが子会社組織とも言える一般社団法人PGAゴルフカデミーを設立し、全国の練習場を舞台にスクール経営に乗り出す事です。
更に8月23日から24日までの2日間、広島カンツリー倶楽部西条コースで予定されていた「~スポーツ振興~ 広島シニアゴルフトーナメント」が、2018年西日本豪雨災害の影響により中止として、この度の理事会で決まったのですが、同時に200万円の義援金をPGAが寄付する事も決議されました。
様々な施策を展開する倉本会長ですが、次回理事会は9月下旬になります。