名古屋ゴルフ倶楽部に於ける会員権の名義書換

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 中京地区に於ける名門コースと言えば、直ぐに名前が出て来るのが名古屋ゴルフ倶楽部です。ゴルフ場所在地が和合にある事から、通称和合コースとも言われていますが、ある意味ゴルファーにはこの呼称の方が浸透しているとも言えます。

 この名門倶楽部へ入会する為には、次の条件をクリアする必要が有ります。
1.年齢35歳以上の方。
2.在籍15年以上の正会員1名と、専門委員1名の推薦を得られる方(要推薦文)。

 簡素化された条件は、一見難易度が低い様に思われがちですが、正会員2名の推薦を得る事は大変ハードルが高く、付け焼刃では進まないのが現状の様です。この難関をくぐり抜け晴れて会員に成る為には、名義書換料として1,000万円と消費税を、倶楽部へ納入する必要が有り、毎年この資格を維持して行く年会費は10万円と消費税です。

 倶楽部によれば会員資格の名義書換件数は、例年100件程ある様ですが、法人内の登録者変更手続きと相続継承手続きが主流で、第三者譲渡は月ベースで1~2件ほどの様です。利用価値の高いゴルフ場ですので、株券(会員権)が市場へ売りに出されるケースが、少ないのだと思われます。

 法人名義での入会には倶楽部側の内規がある事から、入会申請者は事前に企業内容を倶楽部へ告知する事で、判断を仰いでいる様です。ちなみに現在個人会員は約1,050名、法人会員は約350社との事です。なお女性の入会に付いては、制限が無いそうです。

 中京地区のゴルファーにとって、「いつかは和合の会員」になるのが、夢なのかも知れません。