千葉県のブリック&ウッドクラブにはドレスコードが有りません。これは敢えて規則として、クラブより会員へ強制する事無く、秩序が保たれているからです。会員はカジュアルな服装であっても、品が有りとてもオシャレです。他人へ不愉快な思いをさせてはいけないと言う事が良く理解されており、クラブハウスへひとたび足を運ぶと、とても豊かな気分に浸れます。
この点に付いて同クラブFounderの坂征郎(さか いくお)氏は、下記の様に語っております。
「服装に関してはフェローシップ委員会で管理しておりますが、例えばスーツ姿で来場されても、違和感がある場合は指摘されます。夜の繁華街でしか似合わない様なスーツでの来場は、やはりミスマッチです。
ポイントは美です。
オシャレに定義は無く、感覚は時代により常に変化して行きます。会員や来場者は女性が多いのですが、皆さんとてもカッコイイですよ。」
このドレスコードの件を考える時、ある逸話が思い出されてしまいます。それは東京西部地区のいわゆる名門と言われるクラブの会員A氏は、知人B氏より誘われその方のクラブでプレーされた時の事です。
A氏は何時ものようにパンツにジャケットスタイルでB氏のクラブへ着いたのですが、早目だった事も有りフロントでB氏を待つ事にしました。見渡すとほとんどの方がラフないでたちで、A氏が浮いてしまっていました。それに気付いたA氏は、後悔の念しきりだったとの事です。
ゴルフクラブは同好の士の集まりと言え、ライフスタイルや考え方などに大きな違和感があると、人は馴染めないどころか充実した一日をなかなか送れないのかも知れません。