PGMグループでは2018年4月より、傘下ゴルフ場に於ける会員権の名義書換料を変更しました。前年度より料金を上げたコースが3、下げたコースが21有ります。変化が有った24コース中、注目すべきは茨城県のセゴビアゴルフクラブ イン チヨダです。
2015年11月より2018年3月末まで、正会員権の名義書換料を税別30万円にてクラブでは対応して来ていたのですが、この度4月1日からは税別40万円へ値上げしました。この値上げには、PGMグループの強気の姿勢が垣間見れるのですが、果たしてこれは今後会員権市場へ、どの様な影響をもたらして行くのでしょうか。
ところで2018年2月1日より開始された正会員の補充募集は、税別65万円にて30口を3月中旬には終了させており、大きな反響を呼びました。これを裏付ける様に、募集枠からはみ出してしまった入会希望者が、会員権市場にて物件を手当てしようにも適当な価格の売り情報が無く、今日を迎える事になっています。
会員権市場で上記補充募集と同等と言える会員権価格は、一体幾らなのでしょうか?取得した会員権の預託金額面を95,000円とした場合、その簡単な概略は下記の通りです。
費用項目 | 料金_税込 |
会員権代金 | 300,000円 |
名義書換料 | 420,000円 |
年会費精算額(8ヶ月分) | 34,560円 |
預託金充当額 | ▼95,000円 |
会員権業者手数料 | 54,000円 |
合計金額 | 713,560円 |
補充募集では会員の推薦を得られた場合、税込み648,000円にて取得出来、年会費は月割りで請求が有りますので、合計金額は682,560円に成ります。31,000円の誤差は出ますが、会員権市場では税込30万円で取得出来れば、ほぼ補充募集と遜色ない事が理解出来ます。
会員権価格30万円(税込)と言う数字が、今後当該クラブの会員権相場動向を占う意味では、一つのメルクマールになるのだろうと思われます。