静岡県の稲取ゴルフクラブに於いて2018年4月22日(日)12時50分頃、神奈川県横浜市西区の無職・高橋孝次さん(80歳)が、ラウンド中に橋より落下し死亡しました。事件は森コースの4番パー5ホールにて起りました。
高橋さんは当日お仲間2人と乗用カートを利用し、セルフにてラウンドを楽しんでいました。4番パー5ホールは2打目が谷越えになっており、高橋さん以外の2人は乗用カートにて通常のカート道を通り3打目へと向かったのですが、高橋さんは通常使われていないOBゾーンに設置された橋を利用しました。
長さ30メートル地上からの高さ約10メートルの位置にあった橋は、手すりが鉄製で床は木製でした。橋は所どころ朽ちており、それは通常目視で確認出来る状態だった様です。当該ゴルフ場曰く、開場当初より設置されていたもので、老朽化が激しかったとの事です。
3打目に到着したお仲間は、高橋さんが見えない事を不審に思い、カート道を戻り探しまわったところ、橋の下の水深ひざ丈ほどの川に倒れている高橋さんを発見したとの事です。すぐさま緊急搬送された高橋さんですが、搬送先の病院にて約2時間後に死亡が確認されました。
実況検分した下田署によれば、事故の可能性が高いとの事です。今後当該ゴルフ場に於ける安全管理上の問題が出て来るものと思われますが、現在では橋の入り口に高さ180センチの柵を設けたとの事です。