世界的企業であるアディダスは、2017年の昨年テーラーメイドゴルフを投資会社へ売却して以降、ゴルフに関してはシューズやアパレルなどのゴルフギア以外へ、特化して行く戦略を打ち出していました。
そしてそれを具体化すべく、日本法人であるアディダス ジャパン株式会社は、2018年2月14日東京都内に於いて、メディア関係者へ具体的な動きを明らかにしました。それは大きく2つの軸として受け止められるのですが、1つは<ULTIMATE365>と言うメッセージにも表現されている、「365日戦い続けるためのゴルフウェア」を、春夏シーズンに向けて同社の新製品として販売して行く事です。
この新製品はストレッチ性に優れ、通気性が有り、紫外線を遮断しており、特にポロシャツは夏に着て涼しいものです。これらの商品をPerformanceとadicross(アディクロス)と言う2つのブランドで展開して行くとしております。特にアディクロスは、ゴルフプレーで快適な機能性を持たせているだけでは無く、どの様な状況でも着用出来るデザインを兼ね備えています。
もう一つの軸は国内外で活躍する男女選手をサポートして行く事であり、従来の選手に加え今年は新たに次の3選手と、アパレル及びフットウエアで契約しました。一人はLPGAから森田遥、更にJGTOからスンス・ハンと杉本エリック(加賀電子)の2名です。
特に杉本エリックは幼少期にアメリカへ移住し、アマチュアとして活躍した後2016年には、PGAツアー・ラテンアメリカに参戦しました。2017年には日本国内男子ツアーへ挑戦し、ファイナルQTを14位で通過しております。既に今シーズンの「SMBCシンガポールオープン」と「レオパレス21ミャンマーオープン」では予選通過を果たし、徐々に力をつけて来ております。
世界の巨人が動き出した春の動向ですが、ツアーでアディダスのロゴを見かけない日は無いのかも知れません。