2018年2月9日東京地裁へ民事再生法の適用を申請した、「鳳凰ゴルフ倶楽部」を経営する太田資源開発株式会社の債権者説明会が、2月15日午前中に熊谷にて開催されました。同ゴルフ場はプレパッケージ型の再建を模索しており、スポンサー候補として債権者へ説明されたのは、栃木県佐野市に本社を置く株式会社祥和コーポレーションです。
同社は砕石と産業廃棄物のリサイクルを事業活動としており、グループ全体では約200億円もの売上を上げているとの事です。今後債権者集会に於ける賛否を経て、スポンサーとしての地位を確固なものとした場合、同社では初めてゴルフ場経営に乗り出す事になります。
オペレーションに付いては、現在の現場機能を充分に活用して行く事を主体に、スタッフの首切り合理化など荒治療は、スケジュールに入っていない様です。この度の事件を契機に、スタッフのモチベーション低下を危惧する声も現場にはあった様ですが、現時点でそれは杞憂に終わりそうです。
年内には再出発を図りたいと考えている再生会社ですが、10時から開始された説明会は一時間半にも及ぶものの、会場内で怒号が飛び交う事も無く、集まった約110名の債権者は説明にしっかりと耳を傾けていた様です。債権者にとっては今後弁済率が、どの様になるのか大変気になるところです。