ジャスダック上場の株式会社遠藤製作所(以下遠藤製作所)は、2018年2月初旬に入り、業績予想を上方修正しました。売上高を従来の84憶円から85憶円へ、更に営業利益を3億9,500万円から5億4,700万円へ修正したのです。これはゴルフクラブヘッドの出荷増が、一要因であると説明しております。
同社はゴルフクラブヘッドの製造に関し高い技術力を誇っており、その製品は様々なクラブメーカーへOEM供給されております。同社によればこの度の出荷増は、ドライバーヘッドでは無くアイアンヘッドとの説明でした。
アイアンクラブはとかくユーザーの買い替え需要のサイクルが長く、その長さはドライバーやパター或いはウエッジに比べ様も無いのですが、この度の遠藤製作所による兆候は、ゴルフギア市場で何を意味しているのでしょうか。
単にドライバーであれば人気商品が発売され、既存ゴルファーの買い替え需要が旺盛で有ると理解出来るのですが、ことアイアンクラブとなると、新規の需要が出て来ていると考えるのがごく自然の様にも思われます。
遠藤製作所はクラブメーカーへのOEM供給と言う黒子的立場から多くを語ろうとしませんが、春から縁起の良いゴルフギア市場を占なう心地よい発表だったと言えます。