2017年度日本ゴルフジャーナリスト協会大賞は表純子氏が受賞

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表純子氏_2018年1月25日.jpg 日本ゴルフジャーナリスト協会(以下JGJA)は昨年暮れの理事会に於いて、2017年度JGJA大賞を女子プロゴルファーの表純子(オモテ ジュンコ)氏へ贈呈する事を決議し、2018年1月25日都内会場にてその授賞式が行われました。表彰理由は表氏が、241試合最多連続出場記録を達成した事によるものです。

 表純子氏は2011年の開幕戦から、2017年ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープンまでの241試合、開催された試合全てに出場しました。残念ながら241試合目の翌週である9月28日開幕の日本女子オープンへは、出場資格を獲得できなかった事から、連続出場記録はここで途絶えてしまったのです。

 しかしながらこの記録は、まさしく鉄人と呼ぶにふさわしい活躍だったと言え、多くの若手選手から聞こえて来る声は、<それは無理>と言う悲鳴に近いコメントばかりです。この様な活躍を支えてきたのは、強靭な体と夫の支えであり、そして何よりもゴルフが好きで試合に出場出来る事が、何よりも楽しいからだと彼女は語りました。

 プロキャディとして表プロのバッグを試合中にかついでいる夫の広樹氏曰く、試合中は妻が主役であり余計な事はしない様にしているとし、試合が終わればその話はほとんど夫婦の会話に出て来ないと語ったのですが、オンとオフの切り替えが自然と出来ている様でした。そして何よりもお互いを、大切なパートナーとして尊重しあっている事が、ツアー転戦の秘訣でもある様でした。

 昨年は思う様な成績が出せずに苦しんだ表プロですが、その不振の大きな要因は右肩痛でした。そしてそれは2017年10月6日『スタンレーレディス』初日、14番ホールのセカンドショットを打った直後に激痛として現れ、途中棄権せざるを得ない状況へ追い込まれてしまったのです。

 2017年11月27日切れた腱の手術をおこない、現在はリハビリ中ですが、少なくとも半年はこの期間に当てなければならない様です。現在一般社団法人日本女子プロゴルフ協会より「トーナメント特別保障制度」の適用が認められ、ツアーへ復帰できる可能性は残しているものの、体の回復が何よりも重要であり、焦らない気持ちで臨むとしております。

 早ければ今秋にも鉄人の活躍を見る事が出来ると思いますが、表プロの師匠でもある岡本綾子氏からは、<ゆっくり休んで>と言われたとの事です。鉄人・表純子プロの復活を、ゆっくりと待ちたいものです。