一般社団法人日本ゴルフツアー機構_青木功会長(以下JGTO)は2017年12月19日東京都内に於いて、来年2018年度のツアー方針及び米国PGA TOURとの提携を明らかにしました。ツアートーナメントに関してはツアー出場を目指す若手が、活躍し易い環境づくりを主眼において、2019年度出場資格を改正しております。
例えば1、前年度QTランキング1位者はツアーへ1年間出場可 2、また前年度QTランキング2位から20位までの選手は第1回リランキングまでの前半戦へ出場可 3、更にチャレンジツアー2位から20位までの19名が第一回リランキングまでの前半戦に出場可、この様な内容です。
JGTOは2017年11月より10年間、PGA TOURとの提携をスタートさせており、その概要は下記の通りです。
- JGTO及びPGA TOURは、個々の発展を相互に支援する為により緊密かつ戦略的に協働する。
- 将来を見据えた日本国内におけるPGA TOURとの共同開催の実施。
- PGA TOURのノウハウ提供(トーナメント運営、選手教育など)。
- 各々のツアー及び選手のマーケティングやプロモーションに付いて相互に支援する。
尚、JGTOの大西副会長曰く、<PGA TOURのシステムは優れており、学ぶ事が多い>としております。事人材育成に関してもPGA TOURは、スター選手の出現を待つのではなく、作り上げていく事が大切だと考えており、一挙に模倣して出来るものでは無いので、しっかりと吸収して行きたいとの方針を大西氏は語りました。
また大西氏は、日本側から提供出来るものは少ないかも知れないが、PGA TOURとの協調関係を構築して日本のゴルフツアーを盛り上げて行きたいとの意気込みを述べ、今後のツアー発展へ向けて大きな足掛かりをつかんだ様に、見て取る事が出来た会見でした。
尚、これまで第一シード第二シードなどと呼称し、ゴルフファンには解り辛かったシード制も来年からは、単純に65位までの選手をシード選手とする事となりました。最後に青木会長は、改革の難しさを語ると共に、会長就任以降継続して来ている努力は必ず花開くとして、今少し様子を見て欲しいとして会見場を後にしました。