茨城県常陸太田市の水府ゴルフクラブは、2018年12月末をもってゴルフ場を閉鎖するとして、2017年12月1日445名の会員へ通知を出しました。これをもってクラブは解散と成りますが、当然会員の預託金に付いては全額返還するとしております。
当該ゴルフ場は開場より約35年が経過し、配管関係などの老朽化が如何ともし難く、新たなる設備投資が否応無く求められております。しかしながらこれをまかなう為には、現在の収益体質ではカバーしきれないのが現状の様です。
とは言え現支配人は、前経営会社によるゴルフ場の疲弊を回復させ、客単価もアップし年間集客数も一割以上UPさせて来ました。現支配人就任時ゴルフ場は、メンテナンスが行き届かずフェアウエーはディポットだらけで荒れ放題でしたが、目砂をこまめに施すところから始め、2シーズンが経過しようとしている現在見違えるほどに修復し、来場者の満足度は高まっています。
プレー代金は平日3,000円代から平均4,500円代へアップさせ、更には土曜日、日曜日、祝日に付いて従来より500円ほどアップさせた料金体系にて、年間約48,000人のプレーヤーを集客している当該ゴルフ場です。これらを見る限りでは、回復基調にある様に見えますが、オーナーサイドではゴルフ場として継続営業して行く事を断念しています。
では閉鎖後のゴルフ場跡地活用方法は、いかなるものに成って行くのでしょうか。この点に付いては、未定として明らかにされておりません。