株式会社アコーディア・ゴルフは2017年12月21日、栃木県の「岩舟ゴルフ倶楽部」を傘下へ組み入れた事を明らかにしました。これは同日同ゴルフ場の資産保有会社であるゼンケンレゾン株式会社、及びその運営会社である株式会社イワフネの全株式を、東京新宿の全研本社株式会社より取得した事によるものです。
いわゆるM&Aと言う手法にて、同ゴルフ場を取得したアコーディアゴルフですが、その取得理由を次の様に語っています。「優良なゴルフ施設を取得し収益改善を図ることを成長戦略の柱の一つとしています。岩舟ゴルフ倶楽部は・・・埼玉県内や東京都内からの集客を強化することで、当企業グループの連結業績の向上に貢献できる見込みでございます。」
同ゴルフ場売却に関するニュースは、数年前より様々な方面より聞こえて来ておりましたが、価格面での折り合いがつかず、なかなか進まないケースが多かった様に思えます。売り手の希望価格と買い手の評価が、今一つかみ合わなかったと言う経緯を持つ同ゴルフ場に対し、アコーディアゴルフが手を上げた訳ですが、その真意はどの様なものだったのでしょうか。同ゴルフ場の取得価格が、魅力的だったのでしょうか。
栃木県のゴルフ場銀座最南端で都心寄りと言う、同ゴルフ場の置かれている客観的立地条件は魅力的です。今後アコーディアゴルフでは、カートの入れ替えやクラブハウスの改修など、リニューアル工事を行って行くとしており、遠くない将来新生岩舟ゴルフ倶楽部が誕生します。この好条件を活かしたアコーディアゴルフの具体的な次の一手に注目です。
尚、ゼンケンレゾン(株)と(株)イワフネは、それぞれアコーディアAH40とアコーディアAH41へ商号変更されます。