栃木県の唐沢ゴルフ倶楽部は昨年2016年後半から今年前半にかけ、生みの苦しみを伴いつつもゴルフ場経営会社の法的整理を経る事無く、古い預託金制度へ別れを告げ、新たな一般社団法人制倶楽部として出発致しました。倶楽部では3月の設立総会に続き、2017年6月25日に定時社員総会と理事会を開催し、新たな役員体制を構築しました。
この度理事18名と監事2名が選出され、20名の新倶楽部役員体制となったのですが、その主要な内容は下記の通りです。
理事長・代表理事 | 吉澤 慎太郎 |
副理事長 | 島崎 陽夫 |
常務理事・総支配人 | 栗原 俊行 |
理事・キャプテン | 金子 重雄 |
かつての当該ゴルフ場経営会社であった唐沢観光株式会社は、その目的を<ゴルフ場の施設経営>から<ゴルフ場施設の賃貸及び経営>へと変更しており、またこの度の移行劇で、ある意味主役的役割をを演じてきた代表取締役の三村和夫氏は、2017年6月29日に辞任し仕上げを後任の栗原俊行氏へ託す事になったのです。
三村氏と行動を共にしてきた旧・総支配人の金原睦芳氏は、昨年の12月15日既に取締役を辞任しておりましたが、この間黒子に徹し裏方で三村氏を支えて来ました。三村、金原両氏が自らのクビをかけ、ゴルフ場の古い制度へメスを入れたとも言えます。
この度の一般社団化を法律面などで支援して来たのは弁護士の船橋茂紀氏でしたが、以前三村氏は当事件帖からの問い合わせに対し、「先生の物事に動じない姿勢が、心の支えになった」と答えていました。新たな船出となった新生『唐沢ゴルフ倶楽部』ですが、一般社団化を更に純化していけるのか、ゴルフ関係者の熱い眼差しが注がれています。