公益財団法人日本ゴルフ協会(以下JGA)によれば、現在開発中の世界統一ハンディキャップシステムについて、今秋にもその概要を発表出来るのではないかとしております。これは先日JGAへの問い合わせにより、明らかになった点です。
世界のハンディキャップは現在、1.ゴルフ・オーストラリア 2.英国及びアイルランドのナショナルゴルフ連盟競技会(CONGU) 3.ヨーロッパゴルフ協会(EGA) 4.南アフリカゴルフ協会(SAGA) 5.アルゼンチンゴルフ協会(AGA) 6.全米ゴルフ協会(USGA)と言う6つの異なる組織とシステムにより、判定され尚且つ発行されております。
これらの異なったシステムを統一し、世界基準へ一本化しようとする動きが、USGAとRoyal and Ancient Golf Club of St Andrews(以下R&A)を中心に2015年から起こっておりました。一本化への動きをスムースにする為USGAとR&Aは、上記のハンディキャップ運営団体とJGA並びにゴルフ・カナダを加えた合同委員会を設立し、コースレーティングや管理運用方法などについて協議を重ねてきております。
合同委員会は今年中に世界統一ハンディキャップシステム案を発表する予定でしたが、早ければ今秋にも可能性の有る事が解りました。このシステムが完成したならば、世界のアマチュアゴルファーは世界の何処のコースでプレーしようが、自らのハンディキャップインデックスに基づいて、ゴルフを楽しむ事が出来る様になります。
現在ハンディキャップは世界80ヶ国以上で、1,500万人を超えるアマチュアゴルファーが保有しております。このハンディキャップシステムが一新される事は、多くの恩恵をゴルファーのみならずゴルフ業界へもたらすものと思われます。ちなみに現在の日本は、2014年よりUSGAに準拠したハンディキャップシステムを導入しており、かつてJGAハンディキャップと言われたものは、現在JGA/USGAハンディキャップインデックスと呼称されております。