LPGAステップ・アップ・ツアーの第5戦、『静ヒルズレディース 森ビルカップ』は今年から新たに設けられた試合ですが、その記念すべき年に、これもまた記念となる自身初優勝を飾ったのは、アマチュアの高校3年生・平塚新夢(ひらつか あむ)さんでした。
最終日もアンダーパーで上がって来た平塚さんは、トータル4アンダーとして安納昭江(あんのう あきえ)プロと首位タイにて、プレーオフへ突入して行きました。その1ホール目で平塚さんがパーとしたのに対して、安納プロはボギーとしてしまい、ここにアマチュアの平塚さんに軍配が上がったのです。アマ5人目となる快挙です。
- 過去アマがプロの試合で優勝した4人。
- 吉本ひかる:2016年「ルートインカップ上田丸子グランヴィリオレディース」
- 新垣比菜 :2015年「ラシンク・ニンジニア/RKBレディース」
- 堀 琴音 :2014年「ABCレディース」
- 高橋 恵 :2010年「ANA PRINCESS CUP」
平塚さんは2000年生まれの現在高校3年生ですが、小学校6年生時には「丸山茂樹ジュニアファウンデーションゴルフ大会」で優勝し、既に頭角を現しておりました。その後2012年の中1時には「宮城県ジュニア」優勝、中2では「ヨネックスカップ東日本オープンジュニアゴルフ」優勝、中3に入り「IMG世界ジュニアゴルフマッチプレー選手権」を含めて4勝しております。
ちなみにプレーオフを戦った今年38歳の安納昭江プロは、プロテストに18回挑戦し2015年7月に合格した、いわば遅咲きのプロゴルファーです。ステップ・アップ・ツアーへの本格的参戦は今年からと言っても過言では無いものの、5試合を戦い約414万円を獲得し現在ランク5位につけています。この度のプレーオフを経験に、今後の飛躍が期待される一人です。