2017年4月27日より30日までの4日間、テキサス州のラスコリナスCC(6,441ヤード_パー71)を舞台にUSLPGAツアー第9戦のボランティア・オブ・アメリカ・テキサス・シュートアウトが開催され、野村敏京選手(24=フリー)は強い風に苦しみながらも優勝をもぎ取りました。ツアー3勝目の達成です。
最終日はスタート時間に関係なく、ほとんどの選手が風に苦しみました。最終日に残った53選手中アンダーパーでラウンドしたのは2選手のみだった事が、何よりも当日のコンディションの難しさを如実に物語っております。
野村選手は最終日8アンダーの単独首位にてスタートして行ったのですが、当日5オーバーとスコアを崩しトータル3アンダーにてホールアウトしました。6アンダー2位タイにてトップの野村選手を追撃して行ったクリスティ・カー選手もまた、風に苦しむも当日3オーバーで踏ん張り、野村選手同様に4日間合計3アンダーでホールアウトしました。両選手が首位となり、試合はプレーオフへと突入して行きました。
プレーオフは18番ホールを使用して行われたのですが、6ホール目に野村選手がバーディを決め、ついにクリスティ・カー選手との勝負に決着をつけました。現地時間夕方の7時46分前後でした。まさしく激闘と言う表現に相応しい、息詰まる戦いでした。
本大会へはその他日本人2選手が、参戦しておりました。第2ラウンド終了時点で70位タイまでの選手が、3日目へ進める規定に畑岡奈紗選手は入れませんでした。また第3ラウンドでは50位タイまでの選手が、決勝日へ進められるのですが、宮里美香選手は惜しくも58位タイにて2打足りず逃してしまいました。