2017年3月26日「ゴルフスタジアム信販問題被害者の会」_(以下被害者の会)が結成され、世話人代表へは今西圭介氏が就任し、同会アドバイザーには弁護士で有り、ゴルフジャーナリストの西村國彦氏が就きました。この度の事件は、どの様なものだったのでしょうか。
被害者の会が訴えている対象は、(株)ゴルフスタジアム(東京都港区浜松町_堀新代表取締役)です。ゴルフスタジアムは、レッスンプロやゴルフ練習場或いはゴルフ工房などの顧客に対し、無料で顧客のWEBサイトを制作してあげると共に、スイング診断ソフト_モーションアナライザーを販売して来ました。
そのソフトはオープン価格で300万円程したのですが、ゴルフスタジアムは各顧客に対し信販会社とのローンを組ませ、取得させてきておりました。このローンを組むに当たりゴルフスタジアムは、各顧客の月々ローン支払いを、各顧客のWEBサイトに貼り付けたゴルフスタジアムのバナー広告、その広告料をゴルフスタジアムが各顧客へ毎月支払う事で、それを原資にして返済可能だと説明してきておりました。
しかしながらこの支払いシステムが、2017年2月末に破綻してしまったのです。ゴルフスタジアムから各顧客へ支払われるべきフィーが滞り、各ローン契約者は自己資金にて返済に当てて来ているのです。この支払は何時まで続けられるか不透明で、既に支払いを止めてしまった方もおられる様です。
ゴルフスタジアム・堀社長によればローン契約者の内訳として、レッスンプロ約400名、練習場約300ヶ所、ゴルフ工房約300店との事で、ざっくり西村弁護士はそのローン残高約40億円と見積もっております。ゴルフスタジアムが倒産しそして、これらの人々による債務不履行が現実化した時、ゴルフ業界は大きな危機に陥ると言っても過言では無く、いち早い対策が求められております。
堀氏は「当社が引き起こした騒動なので、責任はすべて我々にあります。」と反省の弁を述べるものの、西村弁護士は「プロの世間知らずな面が、付け込まれたともいえる」としており、更にはゴルフスタジアムと信販会社との癒着が有ったのではないか、と疑った発言もしております。ゴルフ業界を揺るがす大事件ですが、4月7日12時からは井高野ゴルフセンターに於いて、被害者の会主催による関西地区第1回決起集会が開催されます。
< ゴルフスタジアム信販問題被害者の会 連絡先_03-5511-4403 >