2015年ゴルフ場数及び延利用者数の推移

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 一般社団法人日本ゴルフ場経営者協会(以下NGK)は、2016年10月21日「利用税の課税状況からみたゴルフ場数、延利用者数、利用税額等の推移」を、まとめて発表しておりました。対象年は1957年から2015年迄です。

 ここでは2002年から2015年までの14年間に限定して、尚且つゴルフ場数と延利用者数合計に絞って表記して行きますが、当然ながら資料利用に関しては、同協会から許可を得ております。

年度 ゴルフ場数 増減 延利用者合計
2002 2,460   88,409,000
2003 2,457 -3 88,376,000
2004 2,453 -4 85,307,000
2005 2,446 -7 86,046,000
2006 2,442 -4 88,235,000
2007 2,442 0 89,020,000
2008 2,442 0 90,786,000
2009 2,445 3 91,642,000
2010 2,432 -13 88,092,000
2011 2,413 -19 84,327,000
2012 2,405 -8 86,745,000
2013 2,386 -19 86,746,000
2014 2,336 -50 86,505,000
2015 2,317 -19 87,753,000

 ゴルフ場数は9ホール以上の全国コースを対象としており、会員制で有るか否かと言う組織形態は問題外です。又延利用者数合計は、利用税が発生したいわゆる営業しているゴルフ場への、来場者と言う事になります。

 ゴルフ場数は2002年がピークでしたが、それ以降減少に転じ、2015年時点で143コースが閉鎖及び廃業などで、ゴルフ場として機能しておりません。NGKによれば、現在集計している2016年度分に付いて、ざっくりとしたところ2,308コースが営業しているとの事ですので、9コースが減少した事になります。

 減少したゴルフ場の跡地利用としては、メガソーラで活用する案が主流です。この活用案が有ればこそゴルフ場を廃業出来たのですが、最近では電力売価が安価になった事で、その勢いも減速してきていると言えます。

 総利用者数は9,100万人から8,400万人台で推移しており、1ゴルフ場の来場者数は堅調と言えるものの、18ホール換算で年間約34,000人から37,000人ほどで、4万人と言われている業界の目標値へは未達状態です。前年比マイナスだった年は、2002年、2004年、2010年、2011年の4年間でした。