2017年1月12日の日本経済新聞夕刊は一面に「ゴルフ会員権冬でも高値」と題し、サブタイトルは(株高で富裕層購入多く)と、久々にゴルフ会員権に関する話題を記事にしております。同紙によるゴルフ会員権に関する記事は、2013年12月28日の夕刊以来ですから、約3年ぶりとなります。
同紙では、冬はゴルフ会員権の閑散期とも言えるのだが、株高を背景に個人富裕層の資金が流入し、高額コースへの買いが増えている、としております。特に神奈川県の戸塚カントリー倶楽部や、千葉県の麻倉ゴルフ倶楽部の値上がりが、特徴だとしております。
記事の正確性から言えば、ざっくりとその様に表現出来るのですが、指標的には神奈川県の相模原ゴルフクラブへ昨年2016年12月に買い注文が入りだし、5件前後成約した事実は、相場反転を示唆する大きな転換点として、記録すべき事象だったと言えます。
いずれにしてもゴルフ会員権相場下落の最大要因は、約800にも及ぶゴルフ場経営会社の法的整理がもたらした信用失墜と、デフレ経済の進行にほかならい訳ですが、今般夕刊紙と言えども(ゴルフ会員権値上がり)と大手新聞で記事にされた事は、会員権市場への追い風になるものと思われます。