ゴルフジャーナリストの岩田禎夫氏が、2016年10月26日お亡くなりになりました。氏は1933年9月生まれですので83歳の誕生日を迎えたばかりでした。
氏は2012年3月31日ACクリエイト(株)より、『マスターズ 栄光と喝采の日々』と言うタイトルの著書を出版しています。4大メジャーの1つであるマスターズトーナメントを理解するには、この書籍無くしては語れない程の、内容が凝縮したバイブルともいえるものです。
この書籍の巻頭(はじめに)で、岩田氏は次の様に語っており抜粋します。「私は、縁あって1972年からオーガスタ・ナショナルの現場に毎年足を運び、じかにマスターズの空気に触れる幸運を持てた。そして2011年まで四十年間、TBSを通じて日本の皆様にマスターズの魅力をお届けすることができた。」
2000年頃まで日本のゴルフファンが、TVで海外のゴルフトーナメントに触れられる機会は、マスターズトーナメントと全英オープンぐらいではなかったと思われ、特にゴルフシーズン到来と共に聞こえてくるのは、岩田氏の穏やかで滑らかな口調のマスターズだったと言えます。
ゴルフジャーナリストのパイオニアとも言える岩田氏の語り口が聞けなくなるのは、なんとも寂しい限りでやり場のない気持ちにさせます。_合掌