神奈川県の茅ヶ崎ゴルフ場用地に於ける利活用事業者を、神奈川県と茅ヶ崎協同(株)は求めておりましたが、2016年8月12日に優先交渉権者が決まり、同日記者発表がありました。優先交渉権者は(東京急行電鉄株式会社・株式会社電通グループ)です。
この度の事業者選定には6者が応募したのですが、第一次審査に於いて提案価格が予定価格を満たさなかった3者が失格となり、更に1者が辞退した為に、残る2者にてプレゼンテーション及びヒアリングが行われました。この結果、総合評価で147.9点を獲得した(東京急行電鉄株式会社・株式会社電通グループ)が選ばれたのですが、その差は約63点ありました。
選定理由と同共同グループが、どの様な利活用をして行こうとしているのかは、下記内容となっております。
☆ 選定理由
1.広域避難場所や津波避難場所の機能確保の根拠や考え方がしっかりしている。
2.湘南地域の活性化など利活用基本方針の実現が期待される提案である。
3.十分な事業実績を有し、財務状況も良好である 等。
☆ 土地利用方針と施設の例
1.宿泊施設、温浴施設
2.スポーツ・ヘルスケア施設
3.未病センター、リハビリテーションセンター等
4.子育て支援施設、農園、地域交流スペース
5.商業施設
6.公園、戸建住宅・集合住宅
尚、当該用地は基本的に30年以内の定期借地ですが、一部県有地については売却可能としております。今後住民説明会などが開催され、来年に入り実施計画の策定及び契約締結へと、進んでいくものと思われます。この度優先交渉権者が選定され、そしてその利活用案など見て、現ゴルフ場が継続して存続する事は、不可能に近いと思われます。