『日本のゴルフは、五輪でメダルが獲れるのか?』_JGJAタウンミーティング

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第4回タウンミーティング.jpg 2016年7月4日日本ゴルフジャーナリスト協会主催により、東京の霞ヶ関ナレッジスクエアに於いて、『日本のゴルフは、五輪でメダルが獲れるのか?』をテーマにした、第4回タウンミーティングが開催されました。

 スポーツ庁長官の鈴木大地氏による特別スピーチに始まり、パネラーは下記4名の方々です。(敬称略、順不同)

  1. 大宅映子(評論家)
  2. 永田圭司(JGTO理事)
  3. 金 愛淑 (クラウネッドゴルフアカデミー経営)
  4. 野間義之(早稲田大学スポーツ科学学術院教授)

 今年4月ビジェイ・シン、アダム・スコットに始まり、7月4日朝のスポーツニュースでは松山英樹選手と数多くのオリンピック辞退者を出す中、余りにもゴルフが盛り上がりに欠ける場合、東京が終わってからゴルフがオリンピック競技として継続されるか、予断を許さないとの見方が披露されました。

 国を代表して戦うという姿勢が欠如している点が、この様な事態を生んでいるのではないか、と言う指摘もある反面、出場する選手に大きなメリットを付与する事も大切だ、と言う意見も出されました。なぜ国を代表すると言う意識が芽生えないのでしょうか?

 JGTO理事の永田氏からは、オリンピック関連の作業に従事する中で、INTERNATIONAL GOLF FEDERATION以下IGFの意向が強い事を感じる、と言う発言がありました。

 今回リオでの戦いは個人競技戦であり、予想される約32ヶ国60名の選手は、IGFが示す7月11日のランキングに基づき選出されます。ここが大きな問題点であると、指摘しなければ成りません。

 オリンピックに於けるゴルフ競技は国別対抗戦にすべきであり、選手選出はその国の機関により、まさしく国の代表として相応しいと言える選手を選出するプロセス抜きで、国を代表する意識は芽生えないと言えます。国及び国民とかけ離れた組織が選出した選手では、送り出す側も一部の関係者以外盛り上がりに欠ける、これは当然な事ではないでしょうか。

 この度のタウンミーティングでは、パネラーから様々な意見が噴出しました。例えば1.エリートアスリート育成問題、2.レフリーの資格問題等などです。この紙面のみではカバーしきれないのが現状です。大いに盛り上がったタウンミーティングでした。