第80回マスターズトーナメントが、2016年4月7日より10日までの4日間、アメリカのオーガスタナショナルゴルフクラブを舞台にして開催され、イギリスのダニー ウイレット選手が優勝しました。
日本人選手として唯一招待された松山英樹選手に対する評判は、目の肥えたアメリカゴルフファンからも優勝候補に挙げられる程でしたが、結果は7位タイでした。とは言え松山選手の安定した戦いぶりは、3日目を終えた段階でトップのジョーダン・スピース選手と2打差の3位タイでしたから、もしかしたら国中を興奮させる一大事件、優勝も有り得るのでは無いかと、日本のゴルフファン誰しもが脳裏をよぎった事と思われます。
トーナメント終了後の松山選手による「近いようで遠いように感じた」と言うコメントには、優勝争いをした者にしか語れない実感がこもっておりました。日本ゴルフファンの夢であるメジャー、特にマスターズでの優勝は、この度の松山選手の戦いほど近いものは有りませんでした。それはPGA TOUR 2勝の実績からも、その様に感じさせたのでは無いかと言えます。
PGA TOUR も24戦を消化し残すところ後26戦と言う段階ですが、松山選手には又闘争心を掻き立て後半戦での勝利へ突き進み、この度の7位タイが単なる挫折感だけでは無かった事を示して欲しいものです。