沖縄県宮古島市の千代田カントリークラブが、防衛省・自衛隊の買収対象地に上げられており、今国会の決議次第では大きな動きを見せる事に成りそうです。
これは昨年・2015年5月に左藤章防衛副大臣が、下地敏彦宮古島市長との会談の中で、用地取得に関する件を伝えておりました。当時、千代田カントリークラブと大福牧場(ダイフク)の2ヶ所が、候補地として上げられていました。
日本南西海域に於ける中国との緊迫した状況から、その地域の防衛力強化策は日本にとって必要不可欠な最重要課題となっております。防衛省・自衛隊は宮古島市に陸上自衛隊の(警備部隊)を配備する予定であり、平成28年度概算要求に於いて、「南西警備部隊の配置」費用195億円を求めており、今国会に於いて審議される事になっております。
この要求が可決された場合、下地市長は粛々と進める事になるとしており、市議会決議を経て当該候補地へ働きかけていくものと思われます。現在宮古島市には、五つのゴルフ場が有ります。
- オーシャンリンクス宮古島
- エメラルドコーストゴルフリンクス
- シギラベイカントリークラブ
- サシバリンクスイラブ
- 千代田カントリークラブ
当該千代田カントリークラブは、1989年に開場した9ホールのパブリックコースで、その用地面積は105,464平方メートルにおよびます。今後国の重要施設として活用されていくのか、或いは地域のゴルファーに貢献するゴルフ場として残っていくのか、今国会での審議動向が注目されます。