茨城県の白帆カントリークラブでは、2016年4月1日より2年間、2018年3月31日まで会員権の名義書換時にクラブへ支払う名義書換料の一部に付いて、預託金より充当出来るシステムを取り入れる事になりました。充当金額は20万円ですから、通常名義書換料324,000円(税込み)のところ、入会申請者は124,000円の負担で済む事に成ります。
入会申請者が取得した証券の額面が80万円で有れば、その金額から20万円が減額されて、入会手続き後に手元へ送られてくる証券額面は、60万円と成ります。
これは2016年1月の理事会に於いて決議された内容であり、2年間限定としたのは試験的要素を加味してとの事です。このシステムを2年後に制度として取り入れて行く為には、年間の名義書換件数が現状以上飛躍的に、改善する事が求められております。
同システムに付いては、PGMグループが先駆的に取り入れており、その効能に付いては広く知れ渡っている事と思いますが、今一度確認しておくので有れば、次の様な事に集約されると言えます。先ず第一に入会者のコスト負担が軽減され、クラブへの入会動機となり易い事。二番目にはゴルフ場経営会社の預かり金が減少して、財務内容が改善される事です。
同ゴルフ場のコースに付いては、多くのゴルファーが高い評価を下すものの、交通アクセスに恵まれない為に、クラブ入会に関し今一歩腰が引けてしまう点は、否めないところです。しかしながらこの度の預託金充当システムは、この弱点を克服する上で余りある魅力的要素と言えます。
尚、この度のシステムを正確には、『名義書換料の会員資格保証金充当制度』とクラブでは呼称しております。