2016年1月6日都内に於いて一般社団法人日本ゴルフツアー機構の理事会が開催され、2016年の新体制が決まりました。会長には選手の互選により宮里優作氏が就任しましたが、今年から会長職1期の任期は2年と成りました。宮里氏は3期3年務めた池田勇太氏を引き継ぐ事に成ったのですが、課題はやはり前会長同様にトーナメント数を増やす事としております。
JGTO26試合に対してLPGAの試合数が今年38試合になる事と単純に比較すると、あまりにも見劣りするのは否めないのですが、単にスター選手不在などの問題ではないのではないかとも思われます。
LPGAのイ・ボミ選手にはファンクラブが有り、そのファンを別名イボマーと呼ぶそうで、ゴルフ界に於ける今や常識に成りつつあります。以前、涂 阿玉選手の全盛時に於けるトーナメント会場での事実として、同選手がパットを外すと拍手する様な、あまりにも恥ずかしい日本人ギャラリーの現象が有ったのですが、イボマーの話題を見るならば今やこの様な事は、過去のものとなりつつ有ります。
では何故にイ・ボミ選手は、日本人ギャラリーの心を掴んだのでしょうか?まず、ギャラリーのゴルフに対する見方がフェアというか、豊かに成った事が上げられるのではないかと思うのですが、肝心な点は同選手のファンに対する接し方だと言えます。イ・ボミ選手はファン一人ひとりの属性を良く記憶しており、その情報を基に語りかけてくるそうです。キュートなルックスからまるで友人の如く接してくる姿に、ファンは感動するそうです。
男子選手にイ・ボミ選手と同様の接し方を求めるものでは有りませんが、見習うものは多く有るのでは無いでしょうか。例えばファンから求められたサインを嫌々したところ、そのふてぶてしい態度を嫌ったファンが受け取ったサインを破ってしまうなどの事件を、今年は見たくは無いものですし、うわさであっても聞きたく有りません。
スポンサーを大切にする姿勢も大事ですが、ファン有ってのスポンサーである事も、忘れて欲しくは有りません。