現地時間8月16日夕刻の6時31分、日本に於いては8月17日朝の8時31分、Whistling Straits-Straits Course を舞台にして戦われていた、2015年全米プロゴルフ選手権の優勝者が決まりました。優勝者はオーストラリアのJason Day 選手です。Jason Day 選手は68、67、66、67と4日間安定したゴルフを展開し、トータル20アンダーで2位のJordan Spieth(米国)選手に三打差を付けての逃げ切りと成りました。
日本からの3選手は共に予選をクリアし、決勝ラウンドへ進出したのですが、岩田寛選手が7アンダー・21位タイ、松山英樹選手が3アンダー・37位タイ、小田孔明選手が6オーバー・72位タイと言う結果に終わりました。
松山選手は予選二日間、予想通り安定したスコアでまわって来たのに対し、岩田選手と小田選手は初日にスコアを崩し、予選通過が危惧されたのですが、二日目岩田選手は9アンダーと言う驚異的なスコア、参加選手の中で最高のスコアを出し、4アンダー・15位タイで決勝ラウンドへ進む事が出来ました。見事でした。
小田選手も二日目5アンダーを出し、トータル2オーバー・70位タイで予選を通過しました。期待された松山選手ですが、最終日フロントナインからボギーの連発で崩れてしまい、バックナインで取り戻すものの残念な結果に終わってしまいました。
松山選手は今大会へ望むに当たりゴルフの調子が今一つと言う中で、善戦した様に思われたのですが、大きな成果は他の2選手が海外メジャーに臆する事無く、日本でのトーナメント開催コースとしては有り得ない様なタフなコースで、4日間戦い切った事ではないでしょうか。
この大会を持って今季メジャー4戦が終了致しました。PGA TOUR も終盤にさしかかっており、今後注目されるのは石川遼選手のシード権獲得なるか否か、と言うところでは無いでしょうか。