千葉県のザ・カントリークラブ・ジャパンは、2015年6月13日付けで、一般社団法人TCCJ(以下TCCJ)を解散致しました。これは同ゴルフ場を経営する株式会社ザ・カントリークラブ・ジャパンの株主構成が、大幅に変更に成るからです。
同ゴルフ場は2006年に法的整理を経て現経営体制と成ったのですが、会員と経営会社の間に中間法人を存立させる事により、会員による経営参加機能を持たせようと試みたのです。当該クラブの会員に成ると言う事はTCCJの社員に成る事でも有り、そのTCCJは経営会社の株式10%を保有しておりました。
株主にはその他東京電力、鹿島建設、サントリーなどを含めた9社が、それぞれ10%の株式を保有する事で構成されていました。福島第一原発事故の影響を色濃く残す東京電力による、当該ゴルフ場経営会社株式売却話が、昨年関係者のテーブルに持ち上がりました。そこで経営会社の株式全てを、株式会社ザイマックスへ譲渡する方向で話が進んだ様です。
これを裏付ける様に2015年1月7日には、(株)ザイマックスの代表者である吉本健二氏と、同じく同社の100%子会社である(株)スポーツ・クリエーション代表である古旗邦夫氏の2名が、(株)ザ・カントリークラブ・ジャパンの取締役へ就任しております。
2015年6月中には当ゴルフ場経営会社の株主構成が、100%(株)ザイマックスへ移行する事で進んでおり、この度の一般社団法人TCCJ解散はこの流れを受けたものと言えます。