鷹彦スリーカントリーは3月23日破産申請し同日開始決定を受ける

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 茨城県の鷹彦スリーカントリーを取り巻く関係3社、運営会社の(株)鷹彦スリーカントリーゴルフサービスと会員預託金を保有している(株)鷹彦、ゴルフ場不動産を所有している(株)湘南力は、2015年3月23日に東京地裁へ自己破産申請し、同日同地裁より開始決定を受けました。

 負債は現時点で約180億円~200億円との事。その大半が会員預託金が占めている様です。破産管財人には、長島良成法律事務所(東京都千代田区五番町5、TEL 03-5276-1321)の長島良成弁護士が選任されております。

  • (株)鷹彦_平成27年(フ)第2390号
  • 登記上住所は東京都中央区銀座7-14-7
  • 代表者は高山祥一
  • 資本金 5,000万円
  • (株)湘南力_平成27年(フ)第2391号
  • 登記上住所は東京都町田市つくし野1-21-29
  • 代表者は高山祥一
  • 資本金 1,000万円
  • (株)鷹彦スリーカントリーゴルフサービス_平成27年(フ)第2392号
  • 登記上住所は茨城県久慈郡大子町芦野倉308
  • 代表者は高山祥一
  • 資本金 1,000万円

 破産管財人弁護士長島良成氏は、ゴルフ場のホームページ上で、破産者の資産は換価性に乏しく、優先順位の低い会員への配当は、見込めない可能性が有るものの、プレー権を守るべく速やかにスポンサーを選定したい、としております。又、ゴルフ場を維持運営して行く為には多額の資金を必要としており、時には運営を一時停止せざるを得ない場合が有る、と管財人は述べています。

 この度の破産は、会員からの預託金返還請求が直接的な要因では無く、ゴルフ場を運営して行く為の資金が逼迫した事によるものです。一説には年間の来場者数が、3万人にも満たない状況だった、と漏れ伝わって来ております。全く集客業務が、出来ていなかった様です。

 尚、取引業者及び会員債権者への説明会は4月7日(火曜日)、財産状況報告集会・計算報告集会・破産手続廃止に関する意見聴取の為の集会は、2015年7月13日を予定しているとの事です。