2015年マスターズ優勝者はジョーダン・スピース選手

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 2015年第79回マスターズ・トーナメントは、Jordan Spieth(以下ジョーダン・スピース)選手がトータル18アンダーにて、2位のフィル・ミケルソン選手とジャスティン・ローズ選手に4打差を付け、初日からの首位を守り完全優勝をなし遂げました。自身メジャー初優勝、PGAツアー3勝目と成りました。

 1993年7月生まれの若者は、2012年にPGAツアーにデビューし、翌2013年には早くもジョンディア・クラシックでツアー初優勝を遂げたのです。2014年マスターズでは2位タイの成績を残しており、オーガスタ・ナショナルGCとはコースの相性が良い事を、ジョーダン・スピース選手自身度々発しておりました。今年に入り3月にはバルスパー選手権で優勝しており、ツアー2勝目を飾っでおります。

 日本人選手として唯一参戦した松山英樹選手は、初日1アンダーで18位タイ、2日目2アンダー・トータル3アンダーで12位タイ、3日目は2アンダー・トータル5アンダーで10位タイ、そして最終日は6アンダー・トータル11アンダーで単独5位へジャンプアップしたのです。同選手の戦いは終始安定しており、日本から応援する者にとって、大安心して観る事が出来ました。最終結果は松山選手の実力以外の何物でも無いと言えます。

 残念と言えば、昨年・2014年のJGTO賞金王である小田孔明選手が、招待されなかった事です。小田選手の事例は、今年の賞金王に付いても言える事で有り、ある意味前例になり兼ねない可能性が残されております。マスターズへ招待される基準は、あくまでも世界ランキングであり、マスターズ委員会による招待カテゴリーだと言う事が、日本人選手に対してことさら強調された様に思われます。

 今年のマスターズを振り返りタイガー・ウッズ選手の戦いは、復活をも想定させるもので有り、今後のゴルフシーンでタイガーの活躍を多く見かける事に成るのではと、予見させるものでした。ジョーダン・スピース選手と言う新しいスターの誕生と、タイガー・ウッズ選手の復活は、新しいゴルフのページをめくる様な出来事だったと言えます。