2015年3月一般社団法人 日本ゴルフ場経営者協会(以下NGK)は、文部科学省(以下文科省)が推進する「土曜学習応援団」に、賛同団体として登録したとの事です。文科省に依れば「土曜学習応援団」には、スポーツ関係が少ないとの事です。その様な状況下でゴルフ場は広大なフィールドを有しており、有効活用出来る可能性が有る事から、文科省の依頼に対してNGKが対応したものとの事です。
文科省の「土曜学習応援団」とは。学校週5日制へ移行して12年が経過するものの、土曜日を有意義に過ごせていない児童生徒が少なからず居て、子供たちの健やかな成長の為には、土曜日の教育環境を豊かなものにする事が不可欠だ、と文科省は判断しています。
昨年2014年に子ども達の土曜日を有効活用する為に、約40%の学校や学校区で何らかの教育活動が行われています。この活動には企業や団体、そして社会人が参加した課外授業も行われていいます。子ども達が土曜日を有意義に過ごす為の支援活動、これを広義の意味で「土曜学習応援団」としているのです。
ではどの様にしてNGKは関わって行くのでしょうか。学校から各地方自治体へ応援要請が有ったものは、文科省へ届けられ、文科省はNGKへ支援要請をし、NGKは各地域のゴルフ場へ依頼して行くと言う流れになるとの事です。具体的には学校や公民館で出来るものとして、下記内容があげられるとしております。
- プロゴルファーやゴルフ場経営者の方による講演
- プロゴルファーとしての心構えや活動
- 魅力あるゴルフ場について
- スナッグゴルフ教室
- ゴルフ場の緑化機能や環境に配慮したゴルフ場管理など
次にゴルフ場で実施できるものとしては、下記内容があります。
- 長期休み期間中などに於ける初心者講習会や職場見学など。
- ゴルフ場見学、親子教室などの開催。
ゴルフの健全なる普及の為には、小学校や中学校から少なくとも、何らかしらの形でゴルフと触れ合う事は、必要不可欠で有ると言えるのではないでしょうか。出来れば学校教育・体育授業の一貫として取り入れて頂く事が、とても大切で有る様に思えます。
今回NGKに対して文科省から要請が有った事は、とても重要だと言わねばなりません。幅広く子供たちにゴルフを教えて下さいね、と言われた訳ですから、この機会にこのシステムを上手に活用して行く事が、ゴルフ関係者側に問われていると言えるのではないでしょうか。ゴルフの普及と拡大の為には、見過ごす事の出来ないチャンスだと言えます。