2014年度第24回日本シニアオープンゴルフ選手権競技優勝者は、倉本昌弘選手でした。今大会へは108名の選手がエントリーし、内アマチュア選手は13名でした。日本ゴルフ協会主催の本大会は、兵庫県の小野グランドカントリークラブNEWコースを舞台として、2014年10月30日より11月2日までの4日間競技で行われました。賞金総額8,000万円、優勝賞金は1,600万円でした。
決勝に入り天候不順と言う事も響き、4日間トータルの来場者数は7,152人でした。夏のビッグイベントであるファンケルクラシックと比較すると、来場者数は約三分の一であり、公式戦としては寂しいものを感じさせます。
大会初日トップに立ったのは、8アンダーをマークした奥田靖己選手。2日目は当日5アンダーをマークしトータル11アンダーとした倉本昌弘選手が、2位の奥田選手に1ストローク差で単独首位に立ちました。当日のカットラインは3オーバーで、アマチュア2名を含む53位タイまでの選手62名が、決勝へ進出しました。
倉本選手は3日目も堅実にトップを維持するものの、当日5アンダーをマークし急追して来たのは井戸木鴻樹選手で、トップに並ぶ活躍を見せたのです。最終日はこの両者による優勝争いを想像させました。最終日井戸木選手は好調なスタートを切り、逃げ切りかと思わせたのですが、後半はスコアを伸ばしきれずに単独3位に終わりました。
最終日8アンダーと言う驚異的なスコアを叩き出し、猛追して来たのは渡辺司選手でした。しかしながら1打及ばず単独2に終わりました。見る者をワクワクさせる活躍でした。倉本選手はこの度の優勝でシニアツアー4勝目と成り、日本シニアオープン選手権での勝利は、2010年に続き2度目となりました。
同選手は一線のツアーで活躍すると共に、日本プロゴルフ協会会長と言う要職も務めております。