埼玉県の朝霞市博物館で開催されていた(朝霞が育てた日本人のゴルフ)が、2014年11月24日昨日終了致しました。10月11日から開催された同企画展では、トークセッション「朝霞ゴルフ場とゴルフの宮様」、講演会「レーモンドと東京ゴルフ倶楽部」などが行われ、大変盛況だったとの事でした。
東京ゴルフ倶楽部は、東京駒沢から埼玉県へ引っ越しするに当たり、膝折村(現朝霞市)へ白羽の矢を立て、1932年5月1日に開場しました。同ゴルフ場は東京ゴルフ倶楽部朝霞ゴルフ場として、1940年に陸軍より買い上げられるまでの約8年間、現朝霞市に存在したのです。コース設計はアリソンで、6,700ヤード、パー74のコースでした。
1935年のゴルフ誌「日本ゴルフドム」によれば、当時、東京ゴルフ倶楽部の会員に成るためには1,000円の入会金が必要だったとの事です。因みに鷹之台が200円、多摩が50円でした。ゴルフボールは1932年ころより国産のものが出回る様になったのですが、大変に高価であり1個当たり1円したとの事です。
朝霞博物館では、この度の企画展をまとめた冊子として(東洋一を目指して ━ 朝霞が育てた日本人のゴルフ ━)を、一冊1,000円にて頒布しております。貴重な写真満載で、東京ゴルフ倶楽部の歴史を学ぶと共に、日本人のゴルフをも知り得る貴重な資料集と成っております。連絡先は、朝霞市博物館(TEL 048-469-2285)です。