プロ11年目の宮里優作選手が、2013年ゴルフ日本シリーズJTカップで、念願の初優勝を飾りました。宮里選手は学生時代より大器と言われ、2002年12月の東北福祉大学在学中にプロ宣言をし、翌年4月の東建ホームメイトカップでプロデビューしました。
鳴り入りものでプロデビューするものの優勝には今一歩届かず、妹の藍選手が女子プロの世界で華々しく優勝回数を重ねる中、力量の割に実績がついていかいない宮里選手の優勝は、関係者やファンにとっては、待ち焦がれていたものでした。
沖縄出身の同選手は1980年生まれですから、今年で33歳を迎える事となりました。33歳は縁が良く今年6月の誕生月に、地区大会ではあるものの九州オープンゴルフ選手権競技で、見事優勝を飾っておりました。今年のゴルフ日本シリーズJTカップは、松山秀樹選手が(左母指手根中手関節炎)の為に棄権しており、29名の選手が参加致しました。
同大会の出場資格は
- 前年度ゴルフ日本シリーズJTカップ優勝者
- 本年度ジャパンゴルフツアー競技優勝者
- ジャパンゴルフツアーメンバーで世界の各ツアー競技優勝者
- 本年度カシオワールドオープン終了時のJGTO賞金ランキング上位選手
と言う規定があるのですが、宮里選手は最後4番目の資格で出場しました。
出場29選手中ツアー優勝者は19名、その他10名と言う実力者揃いの中で、宮里選手は初優勝をもぎ取ったのです。今大会を通じて残念な事は、注目選手の欠場によりギャラリーの来場者数が初日だけでも25%ほど減少したと言われている点です。
今大会は節目の50回を数える記念大会となり、開会式にはプロ野球の読売巨人軍終身名誉監督である長嶋茂雄氏が出席致しました。どちらかといえば長嶋氏の出席と松山選手の欠場が、大きな話題となって始まった中で、宮里選手の初優勝は見る者を感動させました。今後の宮里選手の更なる飛躍が、期待されます。