2013年全米オープンが、アメリカ・ペンシルベニア州のメリオンゴルフクラブにて、開催されました。過酷なコースセッティングの中、日本の松山英樹選手は4日間トータル7オーバーで10位タイへ入りました。
優勝したのはイングランドのジャスティン・ローズ選手です。ローズ選手は4日間トータル1オーバーで上がり、2位のJ・デイ、P・ミケルソン両選手に2打差をつけての優勝でした。ローズ選手は、初日71、2日目69、3日目71、最終日70と終始安定したスコアで、優勝をものにしたのです。
全米オープンのコースセッティングは、優勝スコアを常にイーブンパーを想定したものになっており、ひたすらパーを積み重ねるゴルフを選手に強いるのです。非常に深いラフ狭いフェアウエーと、5年前より開催コースの指定を受けて、スーパーインテンデントはひたすら大会のコンセプトに合致した、コース造りをするのです。選手の忍耐力が、試される大会と言えます。
日本からは4名の選手が参加出来たのですが、決勝ランドに残ったのは松山英樹選手ただ一人でした。松山選手の活躍は来年ノースカロライナ州のパインハーストリゾートコースで開催される大会へ、その参加切符をも獲得するもので更なる飛躍が期待されます。
TVに映る松山選手のプレーには、おどおどしたところが無く、見る者を安心させます。松山選手の頼もしさは、海外メジャーでの日本人優勝も、そう遠く無い時期に我々が味わえる感動として、実現するのでは無いかと思わされます。