川崎市の川崎国際生田緑地ゴルフ場は、2013年より5年間指定管理者制度を導入して、管理・運営を行うとしてその指定管理者を募集しております。2012年6月の募集へ応募した法人及び団体による選定作業は、7月12日、7月19日の民間活用推進委員会の審査を経て決まる事と思います。
同ゴルフ場は1992年1月より財団法人川崎市公園緑地協会の経営となり、今日に至っております。以前は社団法人制のゴルフ場でしたが、現在はパブリック営業にて多くの川崎市民が利用しております。その経営状況について、公開されている資料を基に見るならば、2010年度ゴルフ場利用者数は51,474人でその収入は838,226,000円となっております。単純に客単価は16,280円ほどに成ります。
同ゴルフ場は首都圏のゴルフ場であり、集客力などの優位性が地方のゴルフ場より優る事は、容易に伺えるとは言え、上記の収益内容は同じく首都圏エリアの会員制クラブでも、うらやむ内容では無いでしょうか?大変立派なものと言えます。
2013年に採用された法人或いは団体は、年間3億5,200万円を同財団法人へ納入する必要が有ります。2010年度を基準にしますと、納入後の残金は486,226,000円となります。年間のコース管理費とその人件費を合わせて、ざっくりと1億5,000万円と見積もりますと、残金は約336,200,000円です。更に運営スタッフ人件費、光熱費、上下水道代、固定資産税など等必要経費がかかります。
夏以降にも決まるであろう管理・運営者は、どの程度の収益を出せるものなのか注目されるところです。