総成カントリー倶楽部は3月に再生計画案を発表

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 千葉県の総成カントリー倶楽部を経営するセントラルビル(株)は、3月9日に再生計画案を発表致しました。内容は下記の通りです。

  1. ゴルフ場事業を会社分割により新会社として再生債務者から分離し、新会社の全株式をスポンサーへ売却する。 新会社の商号は、(株)レイクウッド総成とし、資本金10万円、2012年6月29日設立予定。 新クラブ名称をレイクウッド総成カントリークラブとする。
  2. 既存の会員は、新会社においても承継され、新たな経済的負担を求めない。
  3. 新会社の経営には、スポンサーから人的及び経済的支援を行う。 スポンサーは新会社へ総額11億5,000万円を上限とする支援を行い、配当原資とする。
  4. 新会社が権利変更後の預託金債務を承継し、退会を希望する会員へ18.80%の配当を行う。 又、会員継続希望者へは、配当金額を新会社における預託金額とする。 預託金の据置期間は、再生計画認可決定確定日の翌日より10年間とする。

 再生計画案の中で再生債務者代理人弁護士団は、法的整理に至った原因を、?預託金償還に対する資金を確保出来なくなった事、?2008年9月のリーマンショック、2011年3月の東日本大震災を経て、集客難=極端な売上減少に至った事をあげております。

 スポンサー選定の経緯に付いては、日本土地建物(株)及び(株)レイクウッドコーポレーションが、経営方針や経営基盤などから適切と考え、スポンサー候補と成る様申し入れたとしております。上記スポンサー候補企業より提示された支援金額は、当該ゴルフ場事業の評価見積もり額を超えていた為に、スポンサーとして決定したとしております。

 尚、債権者集会は5月18日を、予定しているとの事です。昨年11月の申請より約半年での債権者集会は、順調に推移している事の何よりの証左です。1年を待たずして、本年6月後半或いは7月には、決着する可能性が大と言えます。