榛名カントリークラブ跡地の壱部を利用してソーラー発電所

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 群馬県榛東村に有った旧榛名カントリークラブ跡地の壱部を利用して、ソフトバンクの子会社であるSBエナジー(株)は、2012年4月より大規模太陽光発電所の建設にかかります。

 旧榛名カントリークラブは、標高約1,000メートルの高地に有り、ゴルフ場用地の大半が借地でした。その用地の半分を、榛東村用地が占めていたのですが、2005年に榛東村は、ゴルフ場との賃貸借契約を、解除しておりました。この時点で、ゴルフ場はゴルフ場としての機能を失っていたのです。

 再生可能エネルギーの固定価格買い取り制度に基づき、関八州高原の壱部を利用してソーラー発電計画が立ち上がり、榛東村が候補に上がりました。その榛東村候補地区の中に、旧榛名カントリークラブ用地の壱部も含まれていたのです。ゴルフ場の跡地再利用計画として、ソーラー発電が立ち上がったのでは無く、あくまでも結果でしかなかったのです。

 2012年3月時点でゴルフ場の経営者、運営者など関係者と連絡を取る術は、無くなっております。ゴルフ場がゴルフ場として機能していた時点での税収は、自治体にとって大きなメリットが有ったとの事でした。ゴルフ場は人気が有り、来場者も多かったとの事です。

 造り過ぎた日本のゴルフ場が、理由の如何に関わらず、今まさに淘汰の過程に有ります。静かに、静かに進行しているのです。民事再生法或いは会社更生法の適用など、2000年以降急速に進むゴルフ場の法的整理は、淘汰のカテゴリーには含まれません。あくまでもそれは、再生事業なのですから。