武蔵松山カントリークラブは名義書換料減額期間を延長

  • 投稿日:
  • by

 埼玉県の武蔵松山カントリークラブは、会員権の名義書換料減額期間を、2011年12月25日まで延長します。

 同クラブは、2010年1月より1年間、会員権の名義書換料を減額して、対応してきておりました。その対応が大変好評な為に、半年間延長する事を、2010年12月に決定しておりました。通常で有れば本年6月末をもって終了する予定でしたが、更に半年間延長して対応する事を決めたのです。

 名義書換料減額に対するゴルファーの高感度は、会員権価格に表れております。減額以前の会員権価格は、殆ど無いも等しく、10万円を挟んでのやり取りではなかったかと、思われます。しかしながら減額期間を通じての相場は、100万円を中心値とした展開となっております。

 減額以前、ゴルファーが負担して入会する予算は、230万円から250万円前後でした。減額後の現在は、やはりざっくりとしたところで同様の予算となります。つまりユーザーは、250万円前後の予算で入会出来ればと考えており、それがゴルフ場の評価となっているのです。この評価は、誰が決めたものでも無く、自由主義経済における自然発生的な評価なのです。

 上記現象は、会員権の名義書換料が下がれば、会員権価格が上がる事を示唆しております。この度の事例は、多くのゴルフ場にとり、名義書換料を検討していく上で、大いに参考になるのではないでしょうか。