北海道の小樽カントリー倶楽部は、2009年9月に臨時株主総会を開催し、前理事長である菅原春雄氏を、除名処分に致しました。前代未聞の出来事でした。事の発端は小樽税務署より指摘された2005年から2008年に及ぶ、不適切な税務処理でした。
- トーナメント開催に伴う裏金の捻出。
- 菅原前理事長の出張旅費、報酬など経理処理が不適切。
- 高級外車の購入。
上記以外のものも含めて前理事長に関する不適切な会計処理金額は、約8,400万円にも上る事が判明したのです。当倶楽部は株主会員制を採用しており、株主相互の互選により経営陣が選出されるのです。この度の不祥事に対しては、倶楽部に調査委員会が設置され、結果として前理事長を除名処分としたものです。
株主会員制で運営している多くのゴルフ場の役員は、無報酬であり名誉職である事が多いのですが、報酬が出ると成れば事件がらみの事が、起きるのも又現実の様です。