千葉県の鶴舞カントリー倶楽部では、年会費を2009年1月より値上げ致します。その内容は、下記の通りです。
- 36,750円⇒63,000円 正会員
- 23,100円⇒39,900円 平日会員
- 17,850円⇒30,450円 限定平日会員
増収になるであろう年会費収入を、1、クラブハウスの改修 2、乗用カートの増車 3、キャディの増員 等に充当していく予定です。
ビジターのプレーフィー或いは会員権の名義書換料等は減額の傾向にありますが、年会費に付きましては、益々上昇傾向にあると言えます。来場者数、名義書換件数などは多分に不確定要素が高く、収益にもばらつきが出てしまいますが、それ以上に年会費だけは、固定の会員数に対しての徴収になりますので、数字が読めるのです。
この部分に対するさじ加減で、年間の収益が読める点は、大きいと言えます。年会費は本来、否倶楽部発足当初は、倶楽部より会員への連絡事項に対する費用負担、と言う意味合いが強かった様に思われますが、現在では倶楽部経営の大きな柱、収入原となっていると言わざるを得ません。
会員権の高騰時には、価格の値上がり幅が大きかったので、5コース、或いは10コースを所有したとしても、年会費が大きな負担にならなかったと言えます。ところが現在の様に大きな会員権価格の上昇が望めない状況下で、益々値上がる年会費は、利用価値の無いコースを所有する必然性を失わせております。
この点が個人、法人を問わず会員権を整理に向かわせており、価格下落の一因ともなっております。では、この様な環境下で会員権を所有する意味合いとは、何なのでしょうか?1つは利便性であり、1つは満足感、この2点に集約されるのでは無いでしょうか?
ゴルフを取り巻く現象についてレポートしながら、浮かび上がってくる本質について、つれづれなるままに今後も述べて行きたいと思います。