去る10月3日に民事再生法の適用を申請した千葉県の成田ゴルフ倶楽部は、10月15日に東京の九段会館にて、説明会を開催致しました。その中で幾つかの点が、明らかにされました。
会員募集につきましては、当初正会員600名を予定しておりましたが、実際には410名程の販売に留まり、予定を大きく減少してのスータートとなりまた。この点が後に尾を引く事になり、つまり募集残数190口程を関連子会社へ販売した形をとりつつ、販売代金は回収せず貸付金にて処理をしていたのです。
現在、法人会員数は313名にて約230億円の債権を保有しており、また個人会員は509名おり約101億円の債権を保有しているとの事です。昨年の5月にオーナーチェンジが行われたのですが、旧オーナーより株を100%所有しているのはゴールドマンサックス系のデービッドツーという外国系資本の日本法人との事です。多額の負債を承知で購入した現経営陣に対して、質問者は購入価格を開示するよう迫る場面もありました。
現在、会員21名合計5億7000万円に上る債権を所有している方々が居られ、この方々がゴルフ場に対して、いつでも強制執行できえる状態に有るそうです。ここ2~3年間の来場者数の平均は、2万5千人程で1日当たり70名前後との事です。
会場は反外資という雰囲気が多く、前途多難なイメージでした。質問者の方々も感情的にならず、理詰めでの攻勢は大変に良かったと言えます。