株)富士カントリー俱楽部の新社長へ就任の河村定夫氏に伺う

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   < 河村定夫・新社長 >

 河村定夫氏が富士カントリークラブを経営する株式会社富士カントリー俱楽部の代表取締役へ、2025年3月26日に就任しました。

 多くの会員から推される形で就任した河村氏ですが、河村丸の船出にあたって課題は大きく2つ有るとの事。河村氏曰く、一つ目は会員数の自然減を食い止め、正会員数を1200名ほどのクラブへ復活させると共に、二つ目は黒字経営達成だとしています。

 そしてこの内容を達成する為には、「開かれた魅力あるクラブ作り」が必要だとしています。会員個々の入会動機は様々なれど、ひとたび会員になったならば、誇りと自尊心を持てるクラブが理想だと河村氏は考えています。

 その為には会員がゲストを誘客し易い環境作りが大切であり、会員へのゲスト優待券の発行であったり、或いは平日のゲスト料金の見直しも必要だとしています。更には会員紹介のみでも、平日であればビジターがプレーし易くする事も、検討して行く必要があると考えています。

 会員株主相互によって(株)富士カントリー俱楽部は経営されていますが、会員負担を最小限にしていく事で、現会員が友人や知人を新規会員として誘い易い環境が、最低限は整います。これは会員権市場を通じた名義書換がスムースに進展する意味合いもあり、会員数の減少に歯止めをかけられます。会員の入退会を活性化させる対策も、新年度に入り協議中との事です。

 クラブ再建にあたって河村新社長の声を一部届けましたが、背負うものが大きい様に思われる反面、穏やかな語り口から醸し出す雰囲気は、気負うところ無く新体制の安定感を感じさせてくれました。
 今後の動きが注目されます。