東証プライム上場の株式会社平和は、PJC Investments株式会社の全株式を取得し子会社化する契約を、保有会社であるPJC Investment Holdings L.P.との間で締結する事を、2024年12月18日に開催された取締役会にて決議すると共に同日実行した事を、同じく同日に広報を通じ明らかにしました。
PJC Investments株式会社は株式会社アコーディア・ゴルフの全株式を保有している事から、平和は2024年11月末現在173コースを擁するアコーディア・ゴルフを孫会社化し、傘下へ組み入れる事になります。既に平和傘下のPGMグループは、11月末時点で148コースを所有しておりますので、平和は結果的に321コースを保有しますが、これは世界でも例を見ないものです。
今回この平和の取得費用は概算5120億円になりますが、2025年1月31日にPJC Investment Holdings L.P.へ決済されます。なおこの費用全額は、三井住友銀行とみずほ銀行から期間7年間の予定で、決済日同日に借り入れる予定にしています。
平和は遊技機専業メーカーから総合レジャー企業への成長を目指し、2011年12月にPGMホールディングス株式会社を取得した訳ですが、ゴルフ市場は今日再拡大の局面にあるとの判断から、ゴルフ事業強化へ向けこの度の取得に至っています。この度の株式取得に当たっては、野村證券、SMBC日興証券、みずほ證券をアドバイザーとして、法的側面はベーカー&マッケンジー法律事務所を起用しています。
なお平和によれば、PGMとアコーディアのゴルフ場運営統合は想定せず、双方の特性を活かす方針であり、シェアを奪い合うと言う弊害は無いとの判断です。